国際政治 - 高坂正堯

高坂正堯 国際政治

Add: ozeha40 - Date: 2020-12-12 16:10:01 - Views: 1110 - Clicks: 6739

人には機会があれば繙(ひもと)く座右の書があるもので、国際政治学・外交史の研究者はもちろん、多くの人は故高坂正堯の本に手をのばし. 高坂先生が国際政治学のパイオニア的存在であっただけでなく、多くの優秀な研究者を輩出した教育者でもあったことはよく知られている。 同時に高坂先生は行動する学者でもあり、佐藤栄作、三木武夫、大平正芳、中曽根康弘といった歴代総理のブレーン. 1953年(昭和28年) 洛北高校卒業 3.

1965年(昭和40年)10月 - 1966年(昭和41年)3月タスマニア大学交換教授 5. 1986年(昭和61年)4月 - 財団法人平和・安全保障研究所理事長(兼任) 9. 大学では国際法学者の田岡良一や政治学者の猪木正道に師事。猪木は高坂の没後に、「高坂は僕が教えた中では、ピカイチの天才だった」と回想している。 現実主義の論客として著名で、見識が広く近現代日本の史論も多く著した。一般に社会科学者らの著作は時を経ると時代遅れになるが、高坂は没後20年以上経ても『現代の古典』として研究者・専攻学生たちに読まれ続けている。 高坂が一般に知られるようになった契機は、『中央公論』誌での活躍からで、高坂は1963年にハーバード大学留学から帰国した直後に、当時『中央公論』編集部次長であった粕谷一希の依頼により「現実主義者の平和論」を同誌に寄稿、論壇にデビューした。高坂は同論文において、当時日本外交の進むべき道として論壇の注目を集めていた坂本義和らの「非武装中立論」の道義的な価値を認めながらも、実現可能性の難しさを指摘し、軍事力の裏付けのある外交政策の必要性を主張した。 さらに翌1964年に吉田茂を論じた「宰相吉田茂」は、吉田の築き上げた日米基調・経済重視の戦後外交路線をその内外政に即して積極的に高く評価し、否定的な評価が広まっていた吉田に対する評価を一変させ、現在に至る吉田茂への肯定的評価を定着させることとなる(また、同年に寄稿した「海洋国家日本の構想」では、島国の日本が海洋国家として戦略的・平和的発展を目指すべしと論じて、この議論を補強する論を展開している)。これらの論文を契機として、30歳前後にして高坂は現実主義を代表するオピニオン・リーダーとしての地位を確立することとなる。 高坂は冷戦時代から共産主義国家に対しても、国内の中立主義と同様その理想の持つ魅力・意義を認めながら批判的な態度を取った。以後、時事的な外交評論のみならず、国際政治学、文明論などを含む幅広い分野において切れ味鋭い分析と提言を展開することとなる。その議論は人間の本性に即した権力構造を探求していたといえる。 高坂は進歩的文化人が主流だった当時の論壇では貴重なアメリカ重視の論客であったため、オピニオン・リーダーとしての言論活動だけでなく、1960年代以降佐藤栄作・大平正芳をはじめとする自民党政権のブレーンとしても長く活動することとなる。とりわけ有識者研究会を幾つも設置し、長期的な政策検討を行った大平内閣では、その一つである「総合安全保障研究グループ」の幹事として、報告の実質. 1973年(昭和48年)1月 - 国際戦略研究所客員研究員 7. 1960年(昭和35年)9月 - 1962年(昭和37年)9月 ハーバード大学客員研究員 4. 『国際政治―恐怖と希望 (中公新書 (108))』(高坂正尭) のみんなのレビュー・感想ページです(56レビュー)。. 高坂先生は『海洋国家日本の構想』の中で、海洋国家として政府にしか出来ない長期的な政策課題を二つ、挙げておられる。一つは「低開発諸国の開発」であり、もう一つは「海の開発」である。先生がポイントとして示しておられる文章を、少し長くなるが引用する。 ―しかし、低開発諸国の開発とならんで、私は海の開発の重要性を強調したい。いままで、海は資源としての価値をあまり持たなかった。海は極めて多様な資源を秘めながら、人間にその門戸を開放してこなかった。しかし、最近潜水技術の進歩、原子力などの巨大なエネルギーの開発、種々の海洋調査技術の進歩によって、その開発の可能性を示し始めた。 まず、すでに開発されている漁業資源が問題になるだろう。何故なら、今後十数年間に、世界の人口が十数億増加するものと予測されるし、彼らに必要な蛋白質資源がどこかに求められなくてはならないからである。それだけでもたいへん問題であるのに、それに続いて、海の鉱物資源の開発も次第に実用化してくるであろう。そして、それとともに国際法の原則であった海洋の自由という原則は不十分になり始めるであろう。この原則は、海洋が軍事的な意味と貿易のための公道という意味しか持たないときには妥当した原則であった。しかし、今や海は資源としての意味を持ち始め、その重要性を増していくであろう。それは今までの海洋の国際法秩序に衝撃を与えるものである。それは現に、漁獲高の制限や大陸棚の問題で、我々に難しい問題を投げかけているのだ。 それは、国際秩序の問題であると同時に、日本の国民的利益の問題である。海は残された最大のフロンティアとして、今後重要性を増大させてくるであろう。その場合、日本がその国民的利益を守るにも、国際秩序の建設に参与するにも、海洋の開発に積極的に参加しなくてはならないのである。 そして、そのためには大規模な科学的基礎調査を必要とする。しかし、海洋の開発にあたっては、他の場合とは比較にならないほど多額で、私企業の投資ではとうてい不可能な調査投資が要求されるのである。何故なら、海は誠に広大で、その調査には著しい費用と人材を必要とするからである。 しかし、海洋調査は間接的には防衛にもつながっていることが注意されなくてはならない。自らの周囲の環境を知ることこそ、防衛の要諦だからである。したがって、次の三つを提案したいと思う。 1.

今回、元・京大法学部政治学教授で、保守の言論人でもあった高坂正堯氏から、公開霊言を頂いた。ある種の、20年ぶりの懐かしさを感じるとともに、国際政治学者のあるべき姿をお示し頂いたと感謝している。. 10月 - 『古典外交の成熟と崩壊』で、第13回吉野作造賞受賞 8. 1959年(昭和34年)9月 - 同助教授 3. 現代の国際政治 - 高坂正堯 - 国際政治 - 高坂正堯 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!. 国際政治 : 恐怖と希望 高坂正堯著 (中公新書, 108) 中央公論新社,. ミネルヴァ書房のPR誌、『究』は、しばしば大変に興味深い短文が掲載されておりましたが、今月号の、宇野重規さんによる高坂正堯論、「対話なき精神的真空への警告 ー高坂正堯」もとても興味深いものでした。 すなわち、宇野さんいわく、「高坂は決して「理想主義」を否定していない. 10月8日(土) 高坂正堯の「国際政治」の終章に現実主義についての深い洞察が記されている。 現実主義が生じる要因として、米ソの正義の対立による国際社会の混乱が.

国際政治 恐怖と希望 改版 (中公新書) 著者 高坂正堯 (著) 戦争という人類の「不治の病」を克服するにはどうしたらよいのか。軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織. See full list on spf. 高坂 正堯『国際政治 - 恐怖と希望』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。. 服部龍二『高坂正堯―戦後日本と現実主義―』中央公論新社、年を読了しました。本書は、「国際政治」学界における知の巨人であり、論壇で「現実主義者」として活躍された故高坂氏を学問的業績はもちろんのこと、政策提言や時事評論、さらには人柄まで踏み込んで、その全体像を.

産経ニュース、年6月29日 ^ 「師あり弟あり - 国際政治学者(読売新聞年3月14日付)」 ^ なお、高坂は吉田の研究著述にあたり、晩年の吉田自身にも取材した。 「国際安全保障における多国間主義」『国際政治』133号(年). 9月 - 同理事(兼任) 7. 高坂正堯 著 新書判 280p 定価1522円(本体1450円). 1992年(平成4年)3月 - 同理事長退任. このコピーや高坂正堯の名に 些 ( いささ ) かの抵抗感を覚える人たちにこそ、本書を読んでもらいたい。「『中国の脅威』に対抗して集団的自衛権!」と短絡する政治家や一部有権者に危うさを感じるあなたこそ、本書のあるべき読者だ。. 高坂 正堯(こうさか まさたか、1934年(昭和9年)5月8日 - 1996年(平成8年)5月15日)は日本の国際政治学者、社会科学者、思想家、法学博士、元京都大学法学部教授。専門は国際政治学・ヨーロッパ外交史。 父高坂正顕の次男。.

高坂正堯著作集 第7巻 国際政治/高坂 正堯/高坂正堯著作集刊行会(社会・時事・政治・行政)の最新情報・紙の本の購入はhontoで。あらすじ、レビュー(感想)、書評、発売日情報など充実。書店で使えるhontoポイントも貯まる。. 1957年(昭和32年)4月 - 京都大学法学部助手 2. 高坂先生の直弟子の一人として、後を引き継ぎ、国際政治学講座の教授を務める中西寛教授に導かれ、〈巨人〉が見つめた広大な思索の海の波打ちぎわに立ってみた。 中西 寛教授. 高坂 正堯(こうさか まさたか、1934年(昭和9年)5月8日 - 1996年(平成8年)5月15日)は日本の国際政治学者、社会科学者、思想家、法学博士、元京都大学法学部教授。専門は国際政治学・ヨーロッパ外交史。 哲学者高坂正顕の次男。. 『国際政治 - 恐怖と希望 (中公新書)』(高坂正堯) のみんなのレビュー・感想ページです(11レビュー)。作品紹介・あらすじ:世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。. 1957年(昭和32年) 京都大学法学部卒業 4. 1971年(昭和46年)4月 - 京都大学法学部教授 6. 2 なお、高坂正堯に焦点を絞り込んでいなくても、いわゆる「現実主義」思想の回顧(神谷 a、神谷 b、村田 )、あるいは国際政治学・国際関係論の学説史(大矢根 、岸野 )のなかでは、 常に高坂の著作が顧みられる。.

島田 洋一(しまだ よういち、1957年 10月23日 - )は、日本の国際政治学者。 福井県立大学学術教養センター教授、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会副会長、国家基本問題研究所評議員兼企画委員. 1978年(昭和53年) 7. 1984年(昭和59年) 法学博士(京都大学、学位論文『古典外交の成熟と崩壊』). 先生がこの著書を世に問われてから約40年の年月が経った。日本を取り巻く周辺環境は大きく変わった。北朝鮮の核・ミサイル開発による地域の不安定さや経済的発展を背景とした中国の目覚しい軍事力の増強などを考えるとき、自衛隊予算の3分の1を海洋調査にまわすことは現実的ではないが、先生が仰りたかったことは、それぐらいの投資と国家の覚悟がなければ「広大なフロンティア」を開発することはできないということだろう。 食糧自給率はカロリーベースで約39%。水産資源に限っても50%を割り込んでいる。エネルギーの自給率は原子力を除けば約4%、原子力を含めても20%足らずだ。世界人口の増大と新興国の経済発展で、食糧とエネルギーの需給は逼迫し、さらなる価格の高騰が予想される。食糧・エネルギーの安全保障という観点からも、海の開発は不可欠なのである。 同時に、世界第6位の海洋国家として、領土・領空・排他的経済水域・大陸棚といった日本の主権を、しっかりと守り抜く国家としての意志も確固として持ち続けなければならない。特に沖ノ鳥島、尖閣諸島など、日本の主権を守る上で離島の保護・管理は、最重要の課題の一つだ。 日本の英知を結集し、広大なフロンティアを開発することが、技術や産業、学術の面でも、日本の新たな発展の原動力にもなるだろう。海洋国家日本の偉大さを引き出すのが、「慎重さと冒険、『非英雄主義』と『英雄主義』をつなぐことができる政治の技術であり、さらに慎重さを単なる慎重さに終らせない視野の広さなのである」と高坂先生は指摘され、「そこに日本の未来がある」と喝破された。40年遅れではあり、財政的にも厳しい現況ではあるが、日本の未来を切り開いていくために、政治家である限り「広大なフロンティア」開拓の努力を続けていきたい。(了).

『国際政治―恐怖と希望』(高坂正堯著、中公新書) 政治家・前原誠司氏にとって、欠かすことができない四人の恩師がいる。 国際政治を学んだ学生時代、松下政経塾の頃、そして政治家になってからと、大事な時期に前原氏を支えた恩師たち。. Amazonで高坂 正堯の国際政治 - 恐怖と希望 (中公新書)。アマゾンならポイント還元本が多数。高坂 正堯作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。. 1934年(昭和9年)5月8日、京都市に生まれる(父・高坂正顕は哲学者、師は西田幾多郎で「近代の超克」を唱えた)。 2. 同様に国際政治学者の高坂正堯は、日本は東洋でも西洋でもないと主張する。すなわち、古代以来、日本は 中国文明の影響を受けてきたが、「東洋の離れ座敷」に位置するため「中国は遠い遠い国」で、その結果周辺. 服部龍二 著.

^ a b 国際政治学者・高坂正堯没後20年 「現代の古典」思想家として注目. 高坂正堯(コウサカマサタカ) 1934年(昭和9年)、京都市に生まれる。京都大学法学部卒業。1960年より2年間ハーバード大学留学。法学博士。京都大学教授。専攻は国際政治学、ヨーロッパ政治史。. See full list on weblio. 読書覚え書きの2つ目には、学部生時代に教科書として読み込んだ、高坂正堯『国際政治-恐怖と希望-』1966年、中公新書を取り上げたい。もともと学部1年生のときに文系学生を対象に開講されたゼミ形式の授業で、国際政治の各種文献を輪読して各自で問題点を探る、というものがあって. 私が「海洋」という言葉を初めて意識したのは、大学時代だ。司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』にも感銘を受けたが、何と言っても高坂正堯先生の影響が大きい。浪人時代に読んだ先生の『国際政治』(中公新書、1966)という新書本で、私はすっかり高坂正堯という国際政治学者が好きになり、京都大学法学部に進学後、当然のように先生の国際政治学を受講し、ゼミも高坂ゼミに所属した。国際政治学の講義後、何度か授業内容の説明を求めて先生の下を訪れたが、ある時、自著である「『海洋国家日本の構想』を読んでみろ」とのアドバイスを受けた。何軒かの本屋を廻ってみたが、ない。その旨を先生に伝えたところ、先生は本棚から一冊を取り出し、私に下さった。それが今でも私が大切にしている、昭和44年に第4版で出版された『海洋国家日本の構想』である。ちなみに、この本の初版は昭和40年だ。 繰り返し読んでみると、高坂先生の先見性には、改めて驚かされる。そう言えば、冷戦時代の真っ只中の授業で、「将来、アメリカとソ連は仲良うなるかもしれんで。アメリカという国は、戦った国と不思議に仲良うなっとる。日本がそうや。そやけど、その時にはソ連という国の名前は、ロシアに変わってるかもしれんで」と仰っていた。その時は別に気にも留めていなかったが、その後の歴史は先生が予想されたとおりに推移している。 同時に、日本の政治が大事な問題点を先送りにしてきたことにも驚かされる。昭和40年に先生が指摘されていた政策課題は未だに達成されておらず、今も重要なテーマのままだ。. 高坂正堯コウサカマサタカ 1934年(昭和9年)、京都市に生まれる。京都大学法学部卒業。1960年より2年間ハーバード大学留学。法学博士。京都大学教授。専攻は国際政治学、ヨーロッパ政治史。. 年7月2日 公共性と平和分科会 グローバル政治経済における社会性と公共性 ――『国際社会』概念の問い直しへ向けて―― 関西外国語大学 外国語学部 助教 岸野 浩一 キーワード:グローバリゼーション、国際社会、世界システム、英国学派、国際政治経済 1.

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